桐木田市民広場の桜ロゴ

桐木田市民広場の桜

場所 

【最新情報】

 

【解説】(平成13年発行 日立のさくら -ルーツと歩みー より)


桐木田の枝垂れ桜

 国道6号は、宮田川を日立橋で越しているが、その南東側の低い土地が日立製作所の桐本田社宅跡地である。現在は桐本田市民広場として市が管理している。社宅跡であることから、桜は数多く植えられていたようであるが、現在では往時をしのぶものは残されていない。広場のふちをぐるりと取り囲むように植えられている約40本のソメイヨシノは、かなり後になってから植えられたものである。わずかに1本、枝垂桜(シダレサクラ)の古本が、広場南端の数沢川と宮田川との合流点付近に残っているのみである。往時は、桐木田から南の高松台(現在日鉱記念病院がある高台)にかけて、桜の一大名所があったという。それも今は、かつてこの付近で遊んだ子どものころの思い出を語る人の話題に時析のぼるのみである。宮田川洽いに一列に植えられた桜は、あと10年くらいたてば立派な桜に成長するであろう。かつてこの付近がそうであったように、美しく素晴らしい桜の名所となることを期待したい。

【さくらの品種】 ソメイヨシノ・シダレザクラ