参考文献:Gakken日本の桜 文一総合出版 サクラハンドブック 花樹の会 山川資料 |
● オオシマザクラ(大島桜) |
区分:野生種 |
写 真 |
特 徴 |
見られる場所と時期 |
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花弁数5枚、花径約4~5.5cm
白色
伊豆大島に多く棲息しているので、この名が付いた。花弁は一重の5個で、花は白色が多く芳香があるが、微淡紅色や微淡紅紫色もある。葉は桜餅に使用され、塩漬けにするとクマリンの香りを引き出すことで、独特の香りと塩味を出している。成長が早く昔は薪材に多く使われた。またソメイヨシノの台木に使用されている。 |
○大雄院
○かみね公園
○十王パノラマ公園 ○神峰山
○多賀大学通り
開花時期:4/初~中 |
● ヤマザクラ(山桜) |
区分:野生種 |
写 真 |
特 徴 |
見られる場所と時期 |
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花弁数5枚、花径約3~4cm
白色~淡紅色
日本列島の南半分に分布し、低山地に多く棲息している。寿命が長くおよそ年で、大木が多く残っている。花弁は一重の5個で、花は淡紅色が多く、白色や淡紅紫色もある。また花は葉が開くのと同時に咲く。樹皮は茶筒など伝統工芸品に使用されている。 |
○かみね公園 ○十王パノラマ公園 ○多賀大学通り ○神峰山
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● カスミザクラ(霞桜) |
区分:野生種 |
写 真 |
特 徴 |
見られる場所と時期 |
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花弁数5枚、花径約2~4.5cm
白色~淡紅色
ヤマザクラが分布しない東北地方や北海道に棲息し、遅い時期に白色の花を咲かせる。花弁は一重の5個で、花の色や大きさ、若芽の色、毛の有無などに変異が多い種類である。 |
入四間
かみね公園
かみね公園map 96
4月下旬
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● エドヒガン(江戸彼岸) |
区分:野生種 |
写 真 |
特 徴 |
見られる場所と時期 |
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花弁数5枚、花径約1~2.5cm
白色~淡紅色
江戸で多く栽培され、花期が早く彼岸の頃に咲くところから、この名が付いた。花弁は一重の5個で、花の多くは平開せずに釣鐘形になる。花は淡紅色であるが、濃紅紫から純白色まである。寿命が桜では一番長く、およそ1000年と言われている。したがって各地に巨木、名木が残っており、国の天然記念物も多い種類である。別名を「姥桜(うばざくら)」とも呼ばれている。 |
かみね公園
神代桜、久保桜
かみね公園map 111
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● カンヒザクラ(寒緋桜) |
区分:野生種 |
写 真 |
特 徴 |
見られる場所と時期 |
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花弁数5枚、花径約2.5~3.5cm
濃紫色。沖縄の標準桜
琉球諸島(沖縄諸島、奄美諸島など)に多く植栽されている。太くて大きい筒形や鐘形の萼筒(ガクトウ)をもち、多量の蜜を分泌する。花弁は一重の5個で、花は平開せず釣鐘形をしており、濃紅紫色である。寿命はおよそ100年と言われている。琉球諸島の寒緋桜は本土などに咲く寒緋桜と区別するために琉球寒緋桜と呼ばれている。 |
かみね公園 十王パノラマ公園
会瀬グラウンド 日立研究所正門前
3月中旬~
(沖縄では1月下旬) |
● ソメイヨシノ(染井吉野) |
区分:栽培品種 |
写 真 |
特 徴 |
見られる場所と時期 |
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花弁数5枚、花径約3.5~4.5cm
淡紅色。本州、四国、九州の標準桜
(沖縄はカンヒザクラ、北海道はオオヤマザクラ)
エドヒガンとオオシマザクラとの種間雑種と考えられる栽培品種。江戸後期に江戸染井村から「吉野桜」の名前で広がった。
てんぐす病に弱く、お花見の代表的存在) |
かみね公園
多賀大学通り
十王パノラマ公園
その他市内各所
4月上旬~
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● カンザン(関山) |
区分:栽培品種 |
写 真 |
特 徴 |
見られる場所と時期 |
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花弁数20~50枚、花径約4.5~5.5cm。紅紫色。
寒さや病虫害に強く、多くみられる八重桜の一つ。
桜茶の原料とされている。 |
かみね公園
多賀大学通り
奥日立きららの里
4月中~下旬
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● カワヅザクラ(河津桜) |
区分:栽培品種 |
写 真 |
特 徴 |
見られる場所と時期 |
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花弁数5枚、花径約4~5cm
淡紅色
カンヒザクラとオオシマザクラの種間雑種と考えられる栽培品種。静岡県河津町では2月下旬に満開となる。 |
十王パノラマ公園
みなと町瀬上川沿い
3月初~中旬 |
● ウコン(鬱金) |
区分:栽培品種 |
写 真 |
特 徴 |
見られる場所と時期 |
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花弁数8~20枚、花径約4~5cm
黄緑色
さくらとしては珍しい淡い黄色の花が咲くことで有名な栽培品種。花の色が鬱金(多年草のショウガ科の植物で根は香料やカレー粉、染料になる)根を用いて染めた布の色に似ていることからこの名前がついた。 |
かみね公園
多賀大学通り
十王パノラマ公園
4月中旬 |
● ギョイコウ(御衣黄) |
区分:栽培品種 |
写 真 |
特 徴 |
見られる場所と時期 |
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花弁数10~15枚、花径約3~4cm
緑色~黄緑色
花弁に緑色の筋が入る珍奇な花色で有名な栽培品種。品種名はこの花色を着用する衣服の色に見立てたものと言われている。樹木全体としては葉の緑に花が隠れてしまい、遠目にはあまり目立たないが近くで見ると花そのものの美しさが良く判る。 |
かみね公園
多賀大学通り
十王パノラマ公園
4月中~下旬
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● フゲンゾウ(普賢象) |
区分:栽培品種 |
写 真 |
特 徴 |
見られる場所と時期 |
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花弁数20~50枚、花径約4~5cm淡紅色
雄しべが2本あり下部が葉化し緑色をしている。葉化した雄しべの形が普賢菩薩の乗った象の鼻に似ていることからこの名前が付いたと言われている。 |
かみね公園
多賀大学通り
十王パノラマ公園
4月下旬 |
● シキザクラ(四季桜) |
区分:栽培品種 |
写 真 |
特 徴 |
見られる場所と時期 |
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花弁数5枚、花の径2~3cm、微紅色または白色。
フユザクラより花はやや小さい。落葉小高木 |
共楽館
9月下~3月下旬 |
● ジュウガツザクラ(十月桜) |
区分:栽培品種 |
写 真 |
特 徴 |
見られる場所と時期 |
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花弁数10~16枚、花径約3~4cm
淡紅色
春から秋にかけて咲く2期咲き、冬の間も僅かに咲いている。長楕円形で色は淡紅色、または白色で春の花は大きい。雌しべの長さが雄しべの約2倍近い。 |
かみね公園 十王パノラマ公園
桐木田市民広場東側堤
金沢小学校
9月中~3月下旬
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● アマノガワ(天の川) |
区分:栽培品種 |
写 真 |
特 徴 |
見られる場所と時期 |
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花弁数10~20枚、花径約4.5~5cm、淡紅色
円柱状に枝が箒のように伸びる珍しい桜である。桜の花は一般に横または下を向いて咲くがアマノガワは花全体が直立して上を向いて咲く。 |
十王パノラマ公園
日立工場脇245号線
4月下旬 |
● イチヨウ(一葉) |
区分:栽培品種 |
写 真 |
特 徴 |
見られる場所と時期 |
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花弁数20~40枚、花径約4~5cm
淡紅色 |
かみね公園
map1,2など7本
十王パノラマ公園
4月中旬
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● フユザクラ(冬桜) |
区分:栽培品種 |
写 真 |
特 徴 |
見られる場所と時期 |
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花弁数5枚、花径約3~4cm
色はわずかに紅紫色で後に白色、春の花はやや大きい。
日立では9月中旬頃と翌年の3月下旬頃に盛花となるが冬の間も少しずつ咲き続ける。 |
十王パノラマ公園
桜川緑地公園 map6,15,71
滑川町
9月中~4月上旬
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● ケンロクエンキクザクラ(兼六園菊桜) |
区分:栽培品種 |
写 真 |
特 徴 |
見られる場所と時期 |
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花弁数100~300枚、花径約3~4cm
淡紅色~紅色
石川県金沢の兼六園に伝わる栽培品種。 |
かみね公園
かみね公園map
13,25,26,28,40
4月下旬~5月初旬 |
● オオカンザクラ(大寒桜) |
区分:栽培品種 |
写 真 |
特 徴 |
見られる場所と時期 |
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花弁数5枚、花径約3cm、淡紅色
形状は広卵形または円形で先端は切れ込みと細微な凸凹がある。 |
桜川緑地公園
緑地公園map6号国道側65
3月中~下旬 |
● シュゼンジカンザクラ(修善寺寒桜) |
区分:栽培品種 |
写 真 |
特 徴 |
見られる場所と時期 |
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花弁数5枚、花径約3cm、色は紅紫色でカワヅザクラよりやや濃い。 |
みなと町瀬上川南側
3月中~下旬 |
● ヨウコウ(陽光) |
区分:栽培品種 |
写 真 |
特 徴 |
見られる場所と時期 |
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花弁数5個、花径約4.5cmと大きく、やや下垂する。色は淡紅紫色で花弁に小さいうねりがあり、花弁の脈が見える。 |
かみね公園
入四間~高原農道(約50本)
3月下~4月上旬 |
● オカメ |
区分:栽培品種 |
写 真 |
特 徴 |
見られる場所と時期 |
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花弁数5枚で平開しない、花径約1~2cm、紅色
英国のさくら研究家Ingramによってカンヒザクラとマメザクラから生まれた栽培品種。樹高3m程度 |
桜川上流
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● ショウゲツ(松月) |
区分:栽培品種 |
写 真 |
特 徴 |
見られる場所と時期 |
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花弁数20~30枚、花径約4~5cm |
かみね公園
多賀大学通り
十王パノラマ公園
4月中旬
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