日高交流センターは、旧日高小学校の敷地に設立された。ここにもまとまった桜があり、開花の時期には地域の人たちの花見でにぎわう。交流センターの南階段をあがると、日高小学校「ゆかりの地」と記された大きな自然石がある。このそばの二宮尊徳像の左右と北側に立派な戦前の桜の木がある。また、大小10本の枝垂桜も植栽されている。前述の自然石には、「明治6年8月 田尻村字台に発蒙舎創設」などと学校の沿革史がきざまれ、当時の学校の歩みを思い起こさせる。
今も残るこれらの桜は、昭和15年に皇紀2600年の記念として、運動場拡張の奉仕作業の際に植樹されたものである。