小木津山自然公園の桜ロゴ

小木津山自然公園の桜

撮影日時:平成22年4月14日 場所 

【最新情報】

 

【解説】 (平成13年発行 日立のさくら -ルーツと歩みー より)

 小木津山自然公園は、面積約65ヘクタール(シビックセンター前の広場の約70倍)の森林公園である。もとは国有林であったが、昭和33年に日立市へ払い下げられ、その後、余暇活用やレクリェージョン活動などに対する市民の要望の高まりと共に、昭和46年から年次的に整備が行われてきた。この年には日本さくらの会の「宝くじ桜配布事業」により、桜苗木500本の寄贈を受けて、園内に植栽している。
 現在園内にはおよそ1800本の桜があると言われ、種類も大島桜、山桜、里桜、染井吉野と、実に多種多様である。この数はかみね公園を凌いで市内第一である。この中には、目通りの幹周りが約2m、樹高が約15mを越す大きな山桜も数本確認する事が出来る。小木津山の位置を考えれば、これらの山桜は鉱山の煙害後に植えられたものの末裔と思われる。管理が程よくなされ、樹勢もすこぶる良い。
 桜は主に中央部の池から右奥の芝スキー場の上方に広がった芝生広場付近に数多く植えられている。また、その芝生広場から西の方向へ大きく迂回しながら下っていく作業用道路の東側にも、ある場所では数本ずつまとまって、またある場所では並木状にずっと一列に、というふうにオープンな雰囲気で植えてある。自然公園の広さを背景にしたら大らかさを感じさせる桜群である。

【さくらの品種】